魅せられて
浅草の花道、仲見世通り商店街がシャッターを下ろした夜間になると、昼間の賑いとは全く別の顔で路上大絵巻展がくり広げられる。
商店は両側を合わせて八十七店舗、八百メートルの絵巻が照明をあびて翌朝の開店を待っている。
地元では、これを「シャッター壁画・浅草絵巻」と呼んでいる。
この絵巻は、仲見世商店街が今のような形で商売を始めて百年になるのを記念して、仲見世振興組合が老朽化した商店街の付帯設備を一新した際に試みたもの。
描かれているものは「浮世絵」から下町の風物詩ほおずき市の様子や三社祭りなど、他に歴史や風俗を豊富にとり入れて十数種類の図柄で浅草を語っている。
これをマーキングフィルムにして貼りつけたもの。
元絵は東京芸術大学の学長平山郁夫氏と、その研究室の学生画家たち十六人によって描かれた。